ものづくりコミュニティへのモチベーションと関わり方
この記事はMashupAwards Advent Calender 2017の2日目の記事です。
12月1日(金)の記事は@usopyonさんの
今年のMA応募作品のアルコール濃度を勝手に判定してみる
です。
12月3日(日)の記事は@kenichifさんの
MAとシビックテック(仮)
<後日リンクも追加します>
です。
本日のテーマはこちら。
ものづくりコミュニティとの関わり方
企業のマーケティング担当だったりすると業務としてコミュニティに関わる方も多く、その中で特段やりがいも感じられずに取り組まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうした方に向けて、私なりに何をモチベーションに取り組んでいたか、どう関わって来たか?をテーマに書きたいと思います。
Who Am I ?
というかお前誰よ?と思う方もいると思うので少し紹介。
MashupAwardsというものづくりコミュニティで2013年から関わり以下の活動をしていました。
Developper Support大賞という賞を取ったり、協賛企業にも関わらず2ndステージを戦ったりする程度にはのめり込んでいました。
他にもゲームデベロッパーやスマートハウスのコミュニティにも業務として関わっていました。
モチベの源泉:小さいけど深い「悩み」への”応え”
自分にしか分からない深刻な「悩み」ってありますよね
とっても小さいけど自分としてはとても深い「悩み」ってないでしょうか?
例えば、
- 子供の食事のマナーがなかなか治らない
- ゴミの出し方が分からない
長年子供の食事のマナーが治らない親にすれば「この子は社会でやっていけるんだろうか?」や新たに越して来た人にすれば「ゴミの出し方で近所の人から後ろ指さされたらどうしよう」と気が気でないことでしょう。
ただこうしたことは他人からは、よくあることで深刻になる必要もない取るに足らないことと認定されてしまいがちです。
私自身アトピー持ちなのですが「いつまで薬を塗り続ければいいのか?薬がないとまともに生活できないのか?」とかなり悩みましたが他人からは「アトピーなんてよくあること、深刻に考える必要もない。」と言われた際にはなんとも言えない孤独感を感じたことがあります。(言った当人としては励ましのつもりだった見たいですが。。。)
深刻な「悩み」に楽しみながら応える人々
ただMashupAwardsをはじめとする、ものづくりコミュニティ群ではこうした「悩み」に楽しみながら応えてくれる人々が多くいらっしゃいます。
例えば、子供の食事マナーであれば
あとはゴミ出しであれば、Code For Kanazawaさんの5374など
などなど、これ以外にも様々なものがあります。ふざけているように見えるものもありますが作り込みにかけた時間などを考えるとかなり真剣に取り組まれていることが伺えます。もしかすると当人は「悩み」に応えるつもりなど全くなく、同じ「悩み」を持ち、自分のために自分の好きな手法で解決しようとしているだけだったのかもしれません。
しかし、私はこうした人たちの活動を見て非常に励まされましたし、こうした小さな「悩み」に対する活動が積み重なればより多くの人がもっと幸せに生きる事が出来るようになるのではないか?と想うようになりました。
だからこそ、こうしたコミュニティがより活発に活動できるように貢献していきたいと思い、モチベーションを持てるようになりました。
関わり方:イベントを行う
コミュニティとの共催イベント
コミュニティの活性化に対して貢献して行く…と思っても完璧に無償で行うことは難しいです。特に自身の担当商品に想い入れのあるマーケターであればどうしても自分の商品を離れた活動は難しいと思います。
こうした考え自体、コミュニティの方からすると企業のエゴだと思うかもしれませんが、両者ともに美味しくなる形でなにか行動できればいいのではないかと私は思っています。
実際に私は会社主催で行うハンズオンイベントやお家ハックなどのコミュニティにお邪魔し共同のハンズオンイベントを開いたりしていました。
自社主催で行うとどうしても独りよがりになりフィードバックも少ないのですが、コミュニティと共催することでコミュニティの文脈にのれ、ある意味貢献にもつながりながら、多くのフィードバックの機会も得られます。
共催もそこまで難しくありません。あるコミュニティに参加すると結構別のコミュニティに属している人も多いのでそこで話が広がれば自然と共催の流れになります。
個人としてのメリットも大きい
コミュニティと関わっていくことは個人としてもメリットが非常に大きいと思っています。
例えば
- 業務量が増えるので少しお給料が増える(笑)
- コミュニティ分野の知識が増える
- 人の繋がりが広がる
一番目は会社の状況によって違うのでなんともですが…(笑)
コミュニティ分野の知識が増える
これは本などを読んで知れるレベルではなく、
「自分の商品をiot分野で使うと〇〇なエラーが出る」など
実際にその分野で使って初めて出るエラーなどが知れます。しかも大体のコミュニティにはエキスパートがいるので彼らが解決までしてくれることがあります。
そうしたエラーは他の方もつまるので、実践知としてブログ化などコンテンツ化することでより商品の使われ方の活性にも繋がります。
人の繋がりが広がる
多くの人と知り合えることも魅力でした。
そこで繋がった人から後日別のイベントで、担当商品について説明してくれ!などお願いされ、より広報できる機会が拡がります。個人的にこれはありがたかった…
まとめ
私は小さな「悩み」に対して"応え"ている様に思える、コミュニティや開発者の方々によりスムーズに開発できる情報を提供すること自体にモチベーションを感じていました。関わり方もそのモチベーションに沿う形でアクションにつなげるまでできました。
今後、こうしたことに関わる企業さん方がいらっしゃいましたら自分なりにコミュニティを捉えてモチベーションやアクションを見つけていければと思います。
今後企業のご担当者の方がコミュニティの発展に沿った形で前向きに関われること、 MashupAwardsをはじめとするものづくりコミュニティがより盛り上がっていくことをせつに願いながらこれにて私の記事は締めたいと思います。