第2.2回Route DX Hokkaido 「ナレッジについて本気出して考えてみた」
前回の第2.1回Route DX Hokkaidoでも話題として話題として挙がったナレッジ残しに関して議論を行ったのでそれについてログを記載
参加者:
-Kevinさん、ピンクメガネさん、Ratさん、峠さん、中内さん、亜子さん、川原
主に今回は以下の話題についてはなした
- (ナレッジを残さない前提として)どんな業務が属人化しているのか?
- 情報を共有しないのはなぜか?
- どうやったら残せるようになるのか?
どんな業務が属人化しているのか?
そもそもナレッジを残さない前提として業務の属人化が挙げられる。ではどんな業務が属人化しやすいのか今一度考えてみた。
1人完結型
直球だが、頭から終わりまですべて自分でやれてしまう作業。自分が覚えているうちは延々と繰り返せばいいだけなのでナレッジ化の必要がないが、その人がやめると大惨事になりやすい。
たま~にしかない系
1年に一回あるかないかみたいな作業、その場の勢いでやってしまう部分もありナレッジとしては残りづらい
体感的な作業が伴う系
調理・営業など身体・感覚的な活動が伴うモノに関しては残りづらい
情報を共有しないのはなぜか?
次はその情報を共有しなくなってしまうのは何故か、ということについて話す。総括としては「さまざまな理由でめんどくさい」から、特にいえば「さまざま」が非常に重要になってくる
さまざまなめんどくさい
必要性を感じずにめんどくさい
・自分で完結しているがゆえに短期的には残す必要がない
・そもそも自分しか作業をしていないので何を残せばいいのかが分かりづらい
・たまにしかやらない作業のためそこに工数を割くのはもったいない
残し方が分からずめんどくさい
・体感的な作業を伴うとどうしても、何がナレッジになるか表現しづらい
後々のことまでを考えるとめんどくさい
・ナレッジとして残す以上、検索性などを高める必要がある
・そのためにデータの構造化を考える必要がある
・構造も一度作ったものを後からアップデートしていく必要がある
・運用を考えるととてもめんどくさい
ちょっとダークな理由
・営業だと自分のノウハウを取られたくないためにわざと隠す?
どうやったら残せるようになるのか?
最後にどうやったらナレッジを残せるようになるかを話した。ここで引き合いに出されたのが無印良品の例である。彼らは「どの店舗でも同じ体験を」を目標に各店舗でマニュアルの作成・更新を徹底している(バイト二も更新作業をさせるとのこと)。
そうしたナレッジをつける”目的”が最も重要なのではないかという議論を軸にどのように目的を設定すればいいかの議論をした。
ナレッジの目的についての議論
成果を餌にナレッジを付けさせる
営業とかだと使える?KPI的なものを設定しその計測のためにLogを付けさせるという方法論、正直他の職種の方にはあんまり使えなさそうな手法ではある?
自らの業務をより向上させるために
もう一つは自身の業務を向上させるために、自身が何をしてきたのかを明確化しよりUpdateするために行うというものがあった。自身の業務が向上したことで昇給するような制度になっていない会社が多い中でどれだけ効果があるか不明だが
みんなは日頃どうやってナレッジを残している?
最後にTipsとしてどんなツールを使うか、どんな業務に落としながらナレッジを残しているか参加者から意見を募った。
動画・・・年1回等の作業は動画で残してしまう事をやっている方もいた
Redmine・・・情シスなどへの質問をチケットにまとめその集積をナレッジとしてしまう方法、けしてUIはよくないが機能する方法ではあるとのこと
TeachMeBiz・・・安くないが質がいい(https://biz.teachme.jp/)
esa・・・使っている人増えてきている(https://esa.io/)
Guru・・・Slackから、ナレッジを検索できるツール、ナレッジ集積は色んなツールをかき集めないといけないケースがありその統合I/Fとして使う
今回はひとまずこんなところになったが深い問題なので折に触れて立ち戻って話してみたい
最後の最後、今後やりたいこと
締めとして今後議論したいことを話した
・会社内のデジタルデバイドをどう乗り越えるか?
・社内の偉い人にどうやってDXの価値を伝えるか?
・安く使えるツール集
・エディタについて(宗教戦争の予感)
次何やるか決まっていないけど、また決まり次第イベント立ち上げます~♬